Me & My Jewelry

原亮太 – オーシャンズ 統括編集長

さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちに、ジュエリーにまつわるパーソナルな話を訊く連載企画。今回はかねてからコラボアイテムを展開するなど、シンパシー・オブ・ソウルとも関わりの深い人気ファッション誌『オーシャンズ』統括編集長の原亮太さんにインタビューしました。原さんはシンパシー・オブ・ソウルでスペシャルオーダーした22Kゴールドのシグネットリングを愛用中。原さんが昔から大事にしているジュエリー選びの基準や価値観について訊きました。

Q:原さんは身に着けるジュエリーやアクセサリーに何を求めますか?

ジュエリーを着けたい理由っていうのはいまも昔もあまり変わっていなくて、ただ飾るっていうよりも、バンドTを着るみたいに、自分のスタイルを作りたいっていう感覚が強いかな。昔はバンドをやっていたんだけど、ロックとかパンクの人たちって、みんな意思のこもったジュエリーとかアクセを着けているから、そういうところから受けた影響は大きいと思います。そうやって、もの選びの意味とか理由を紐解いていくという行為が、自分の中でも楽しみにもなっているから、編集っていう仕事にいまもコミットできているんだろうなって思います。かっこいいからとか、シルエットがいいからっていうことだけで、感覚的にものを選ぶことが出来るようなタイプではないんです。

Q:ジュエリーは毎日肌身離さず愛用するタイプですか?

本当にめんどくさがりで、いちいち着けたり外したりすることが嫌いだから、毎日外さなきゃいけないんだったら、じゃあもう着けないでいいやって思っちゃうタイプなんです(笑)。だからジュエリーはなんでも、毎日着けっぱなしにできて、飽きがこないデザインっていうのは前提ですね。いま着けているジュエリーは、寝る時も、風呂に入る時も、庭仕事をする時も、肌身離さずつけている物です。

Q:特に思い入れのあるジュエリーはありますか?

ずっとカレッジリングとか印台リングをヴィンテージで探していたんだけど、なんかいいかもって思って着けてみるとサイズが合わなかったり、サイズがあってもなんかデザインがしっくりこなかったりっていう経験が続いて、いつもオーシャンズでお世話になっているシンパシー・オブ・ソウルに、「こういうのを作れないですかね」っていう相談をして、特別に作ってもらったのが、この小指につけている22Kゴールドのリングです。よくハワイのタクシードライバーのおじさんとかが着けている、あれ、ずっと着けっぱなしなんだろうなっていう感じの、自然に馴染んでいる雰囲気のリングが欲しかったんです。特にカッコつけているわけじゃなくて、本人も全然気にしていないから、リングが横を向いちゃっているようなやつ(笑)。

Q:ジュエリーの着こなしを楽しむポイントは?

男性が身に着けられるものって、そんなに多くはないじゃないですか。だから基本的に価値観のベースは少数精鋭。いま着けているものも、結婚指輪は別として、オーダーで作ってもらったリングと、細身のチェーンネックレスだけですね。あとはジュエリーではないけど、このウォレットチェーンもいつも着けていて、一応全部ゴールドで揃えています。

こんな具合に、自分自身がむやみやたらと新しいものを買ったり、身に着けるタイプではないから、何度かオーシャンズでもシンパシー・オブ・ソウルとコラボアイテムを作らせてもらっていますが、「これってこういうコンセプトで」みたいな、そこのストーリーをちゃんと作りたいっていうことは、結構リクエストさせてもらってきました。そういうところが、個人的なジュエリーとの付き合いには大事な部分だし、メディアとして読者の背中を押すっていう時にも、とても重要だと思っています。ただかっこいいから、トレンドだからっていうだけで、最後アクションするかっていったら、そんなに甘くはないぞっていう気がするんですよね。

※フルバージョンのインタビューは動画にて

Film & Photography by Ryuta Seki
Edit & Text by Shingo Sano